紅花(Carthamus tinctorius L.)はキク科の一年生の草本であり、草丈は100cm程まで伸びて、夏に黄色から赤色に変化する花を咲かせます。この花は、染料として古くから利用されていました。
ナガセグループと紅花の関係は深く、江戸時代まで遡ります。初代長瀬伝兵衛が紅花や布海苔、澱粉を扱って創業したことが、ナガセグループの歴史の始まりです。
私たちは、この紅花について研究を重ね。発芽して間もない紅花の若葉にたどり着きました。
ここでは、その開発ストーリーを紹介します。
紅花の花は色素や生薬、種は植物油として利用されるなど、その部位によって様々な用途に活用されています。
しかし、紅花にはまだまだ未知の機能があるに違いないと考え、紅花の成分研究、機能性研究、さらには栽培研究にまで取り組んできました。
その中で、紅花の葉の中に特徴的な成分(フラボノールG*)を見つけました。
*紅花のフラボノール成分のこと
オートファジーに着目し、私たちはこのフラボノールGにこだわった化粧品原料の開発に取り組みました。
これまでの栽培研究の結果から、このフラボノールGは紅花の若葉に豊富に含まれていることが分かりました。そこで、種々の紅花若葉を調べ、フラボノールGの含量が一番高い紅花若葉を用いた化粧品原料を開発することに成功しました。
ナガセグループゆかりの紅花 |
ナガセグループの創業に関わる 紅花の葉について新たな用途を開発しました。 |
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紅花の葉の成分にこだわり | 紅花の葉に含まれる特徴的な成分であるフラボノールGに着目しました |
国産の紅花の若葉を使用 | 原料には、発芽して間のない若葉を使用しています。 |