ストレスには勝たなくていい
ストレスに強い人というと、「ストレスが襲い掛かってきても力づくで打ち返してしまう人」を思い浮かべるかもしれませんが、実は全くの反対。
ストレスに正面から向き合う人の多くは、ストレスに勝てません。でも、ストレスに勝つ必要はありません。負けなければいいのです。そのためには、「いいかげん」くらいが、ちょうど「いい加減」になるのです。
こんな人は「うつ」になりやすい!
□他人の顔色が気になる。
□褒められたくて、つい頑張り過ぎる。
□根がまじめ。
□中途半端が大嫌い。
□人に任せられない。
こんな症状が出始めたら「うつ」要注意!
□すぐにイライラする。
□やる気が出ない。
□これまでできていたことが、おっくう。
□集中力に欠けてきた。
肩の力を抜いて「今の自分のままでいい」と思える人は「うつ」にはなりません。
まじめでがんばりすぎる人ほど「うつ」になりやすいのです。
もし周りに「うつ」の傾向がみられる人がいたら、まずは、やさしく共感してあげましょう。
「がんばって」といった励ましの言葉はプレッシャーとなってしまうので禁句です。
自律神経と「うつ」の関係
自律神経の乱れはメンタルの不調に直結するため、いわゆる「うつ」に悩まされる人が増えて、社会問題となっています。本来「うつ」は交感神経の上がりやすい冬に多くなる傾向にありますが、ストレス過剰の現代においては、夏だからといって安心してはいられません。
「うつ」に陥ると、不眠に悩まされるだけでなく、外出したくなくなったり、通常の社会生活がとても困難になってしまいます。学校や会社を辞めざるをえないなど、さまざまな不自由を強いられてしまうこともあります。また、「うつ」は、 一度かかるとなかなか抜け出しにくいのも特徴。
まずは基本の運動、栄養、睡眠を整えて。そして一人で抱え込まず、専門医の力を気軽に借りるようにしましょう。